◆第二回目 ACfa・内装美人その2~ジェネレーター編~

 おい、前回の更新からどんだけたってんだよなコーナー第二回、ジェネレーターです。
 ジェネとかwwwライールとアリーヤだけでいいだろwww乙wwwと思うかもしれませんが。
 ちょっと見直してみれば、案外有用なジェネもあるかもしれません・・・よ・・・?

 恒例のパラメーター説明から。


 
重量

 
いや、重量とか知っとるがな……と思う人も多いかもしれないが、ジェネの重量は結構重要なので一様。
 前回FCSにおいてパーツごとの重量差はたかが知れているものの、ジェネはそれぞれによって大分差がある。
 大体中量が1000~3000程度、軽量が1000以下、重量が4000以上、くらいと思えば結構。
 重量が低い程機体が軽くなり、加速度が高くなる。
 大きく影響されるのがクイックブーストによる移動距離。
 LRのレイヴン方は余剰加速を考えてくれると分かりやすい。
 通常ブースト移動には案外影響がない。
 軽ければ軽いほどQBで機体が動かしやすいし、QB性能の高いアリーヤ、ヴァーチェ、ライール等のMBなら軽い機体の方が戦法を生かしやすい。
 これに関しては実際にやり比べてみないと、実感が沸かないと思うので、試してみるといい。
 フレーム、ブースターを統一して、脚部の積載を最大までチューンしてイエローゾーンギリギリまで武装やジェネを乗っけた状態でQBをしたりして、次にジェネをランスタンだのユディトにして武装オールパージした状態でQBをしたのと比べて見るとわかると思う。


 EN出力


 ENの回復力。
 レイヴンの方々は少しここでギャップを感じるかもしれない。
 
 ネクストになってからブースト中もEN出力が影響されるようになった。
 つまり、EN出力が高いと言うことはブーストも長く出来ると言うことである。
 空中戦をするなら必須…と言うか、地上戦でもクイックブーストを沢山する為に出来るだけ確保したいところ。
 EN出力と組んだネクストの総合消費ENの差がEN使用時の回復速度に直結する、つまり余剰出力。
 余剰出力が大きいほど空中で持続的に戦闘できたり、地上でもクイックブーストを断続的に吹かすことが出来る。
 これプラス、ブースターとEN兵器の直接消費ENで機体をどう動かせるか変わってくる。
 どの道高ければ高いほどいいが、当然EN出力を求めすぎるあまりに重量がうまくかみ合わないなんてこともある。
 EN出力、重量、ブースターの消費EN、エネルギー使用武器の有無を考え、テストをして試行錯誤してみるべき。

 
EN容量

 ENゲージの長さ。ようはAPが最大HPならこっちは最大MPみたいなもの。
 この値が大きいほど、ENゲージが長くなり、多少無茶な動きが効く。
 とは言え、ENバーが長くても回復速度が追いつかなければ、無茶な動きをしてると結局ガス欠になる。
 QBをガンガン吹かす為には大きい容量が欲しいので、どちらかと言うと容量が大きいほど瞬間的なラッシュをかけれる。
 出力重視は障害物等がなく、常に一定のENを保った断続的、容量重視は障害物等を利用して待機して回復しつつ、狙えるときには瞬発的な戦法をとれる、と言ったところ。
 初心者はとりあえず出力の方を重視すると、うまく動けるかもしれないが、そこは自分と機体次第。

 
KP出力

 KP・・・コジマパーティクルの供給力。
 つまり、コジマ粒子を利用しているPAゲージの回復速度に影響を及ぼす値。
 高ければ高いほどPAゲージの回復力が増す。
 アサルトアーマー、オーバードブースト、被弾…様々な理由でPAは減るが、これらを重視しない機体にはそこまで重要ではない。
 ちなみに、劇的に防御性能を向上させると言うわけでもない。
 PAゲージが高いところで、喰らい続ければ紙装甲はおじゃんである。
 どれだけ影響あるんだろう……と言う人は、ランスタンでランスタンジェネをKP出力フルチューンしたのと、KP全然意識してない企業標準機のランスタンにソブレロジェネの2機でヴァオー辺りで喰らい続けるとなんとなく分かるかもしれない。
 つまり、AAもOBも使わない回避を重視した張り付き機なんかは、クイックブーストで回避する為にEN出力を重視したほうがいいよってこと。
 逆に多く被弾するタンクや重二等、AAやOBを多用する機体はこれが高いほど戦法を尖らせることが出来るので、練ってみよう。
 ちなみに、各フレームの整派性能が関係あるのはPAゲージがある内だけ。
 AA等を喰らってPAゲージがすっからかんになってからの回復はKP出力しか影響していない。
 そういう意味でもAA多様機はKP重視推奨。整派性能は防御面重視する場合に振るくらいで。

 ではパーツ毎に見ていきましょう。

 ちなみに、事前に書いておくが1.40において、中量の鉄板がアリーヤジェネ、軽量がライールジェネなんて言われてるので、一様基準のこれをパラメーターで書き込んどきます。
 何、全部書けって?重量だけは書き込んどいて後は曖昧で。

 
03-AALIYAH/G
重量 2800
EN出力 35454→38999
EN容量 88175→96993
KP出力 903→993

GN-LAHIRE
重量 900
EN出力 34454→37899
EN容量 81812→89993
KP出力 772→849
 

 GAN01-SS-GL
 
 重量2900、EN出力はフルチューン状態だとアリーヤに1000近くの差が開く。
 出力において1000の差は結構でかい。しかも重量は100の差。
 ただしEN容量はフルチューンで150000近くになるので、戦術によっては生かせるかもしれない。
 KPはそこまで高くはない。一様サンシャインのジェネ、と言う意識だがあまりサンシャイン向きではない気が。
 中距離でふわふわ避けながらレーザーで戦う地上戦向け。
 ゲージ使い切りそうになったら実弾に武器を変えてチャージ。
 GAジェネ全般に言えることだが、障害物を利用すると回復できる機会が多くて良い感じ。
 片方ライフル×片方レーザーとミサイルみたいな機体と相性がいいかもしれない。
 前作のカノンフォーゲルみたいな。
 
 GAN02-NSS-G

 重量2700、EN出力は上記の01と全く一緒。
 重量を200下げ、EN容量を5000近く下げた代わりにKP出力を100近くあげたマイナーチェンジ版。
 重量を下げつつ、容量をウリとして残せている良チューンアップなので、上よりこちらのほうが良いかも。
 とは言え、フルチューンしてもKPは800いかないので、使用感覚は相変わらず。
 回避をそこそこ行える中距離くらいのレーザー機にどうぞ。
 QBを回避に割いてこちらは弾速の早めなレーザー…機動レーザーなんかで撃ち合うと結構生きる。

 
I-RIGEL/G

 重量2000、EN出力はGAジェネより若干高い程度。
 EN容量はアリーヤと全く同じで、KPがライールより多少低い。
 インテリオル機体向け、とは言ってるが、レーザーを頻繁に使うにはもう少し容量が欲しいところか。
 だが、アリーヤより900も低い重量で、GAジェネよりちょっと高い出力は中々利点。
 容量もそこそこあるので、こちらはどちらかと言うと実弾メインのQBで回避する機体向けだが、空いた重量を武装に回せる。
 突撃に使うには重量と出力がもう少し噛み合ってほしいところだが、中距離戦に徹するなら回避には十分な出力と容量が確保できるはず。
 ミサ機とかでも、このくらいなら強力なミサイル積みつつ、ロック範囲内で敵を追い回すくらいできるんじゃないかな。

 GN-HOGIRE

 重量2100、EN出力はGAジェネより若干低い程度。
 容量はアリーヤより11000くらい高く、KPはリゲルより僅かに低い。
 リゲルの、出力を下げて容量を増やしたバージョンのような感じ。
 レーザーと実弾を使用しつつ、最低限の回避分のENは確保しておく…GAジェネみたいなもんか。
 GAほどの容量いらないからKPに回したいなぁ、と言った区別でもいいかも。
 使い方もGAジェネと同様に、レーザー撃ちつつなくなる前に実弾に変更みたいな使い方がいいかも。
 ローゼンリンクスのノブリスとトラセンドも積んでます。
 ノブリスは背中重すぎて動けないし、トラセンドはEN周りが足りません。
 ミヒャエルさんみたいにちょっとしたレーザーの応用さ、的な機体ならまだコンセプトに合ってるというものを。

 GN-HECTOR

 重量2600、EN出力はアリーヤより2000くらい低く、EN容量を2500近く高めたジェネレーター。
 KP出力はライールより40近く高い。
 確かにこのくらいのKPならそこそこ高めのKP、とは言えるが、中途半端な重量と低いEN出力がなんとも。
 KPがもう少し高ければウリになるのだが、出力の低さがかなり痛い。
 こんだけ出力が低いとEN絡めた戦闘だと回復が追いつかないし…。
 汎用と言えば汎用なんだが…そこそこのKPと容量を生かしてOBの一撃離脱戦法なんかはどうだろうか。
 重ジェネ郡より武装に回せることだし、コジマとか積んでみたり。
 とりあえずローゼン機に積むと割りと動けません。

 
EKHAZAR-GEN

 重量1900、EN出力はオーギルよりほんの僅かに低い程度。
 EN容量はアリーヤより多少高く、KPはヘクターより少し低い。
 つまり、多少軽く、EN出力低め、容量そこそこのKPそこそこ。
 軽いのはいいことだが、ここまで容量がそこそこで、出力が低いとレーザーもあまり使いたくない。
 結構軽くてKPもあるよ!と言おうとするとライールでいいんじゃない?と言いたくなってくる。
 と言うか、ライールとの差は重量+1000の、出力約-200、容量約+9000、KP約+30と言ったところ。
 なら要領を生かした戦法を…と思うと、容量3000差程度で出力そこそこのリゲルがいる。
 ヘクター同様、どうも立場のないジェネレーター。
 アリーヤからライールへとジェネレーターを軽量ステップアップする人は、練習としてコイツを挟んでみたらどうだろうか。

 
03-AALIYAH/G

 パラメーターはリストにも書いた通り、重量さえなんとかすれば第二位のEN出力が輝く。
 更に出力一位のソブレロなんかと違い、容量も余裕があるし、KPも1000ちょい前と重量級でも安心の数値。
 と言うわけで、この重ジェネ一歩手前の重量さえなんとか出来れば総合面ではかなり優秀。
 とは言え流石に軽量機には積み辛いが、目的もなく重ジェネを積むくらいならとりあえずこれ。
 中二はこれだけ出力もあれば、重量による加速度ダウンを連続QBで補うことが出来るはず。
 初心者はまずこのジェネレーターを中心に中量、重量級を組んでみよう。
 そこから戦術、武装、腕の上達次第でジェネを絞っていくと良いかと。

 
GN-JUDITH

 重量は650と、ここにきて一気にダウン。最早格納武器レベル。
 出力はエクハザールより若干低く、要領はアリーヤより2000程度低い。
 KPはオーギルと一緒と、この重量にしてはかなりの良性能。
 重量を武装に回せる余裕が十分ある。
 出力は低めだが容量はあるので、強力な武装を積んで中距離戦に徹する等使い方豊富。
 KPもまぁまぁ、あるのでレールガンとか生かせるかも。
 QBを使ってブンブン機体を振り回すなら、EN出力400くらい高いライールのほうが良いかも。
 とにかくウリは、武装に回せる重量で汎用性がそこそこ、と言うところ。
 鉄板にアリーヤ、ライールと書いたが、実際こいつも人気。
 ユディトとライールは実際乗せ変えて試してみると良さげ。
 旧技術な癖に変なところで日の目を浴びてるユディトシリーズである。
 MBも使いやすいし。フレームはどれも旧式相応な性能だけど。

 
GN-LAHIRE

 最初に書いた通り。
 重量1000以下に対して、高めのEN出力とKP出力が突撃、張り付き機にぴったし。
 まさにライールのコンセプトに合うジェネレーター。
 軽量二脚のスタンダードジェネレーターと言ったところ。
 また、重量も抑え目なのでユディトと同様、その分武装に回せたり機動力の確保が出来る。
 こちらは出力もそこそこ高いので武装を積みつつお空でQBをよく使ってもまぁまぁ働いてくれる筈。
 AAをドカンドカン使うにはKPが少し低いので、AA主力なら多少無理してもランスタンの方がAAが生きる。
 
 
GN-SOBRERO

 アスピナが作ったけど販売元はオーメル。
 委託販売ってやつですかね。それはともかく。
 LRやった人なら、金剛って言えば通じるかな、重量450と最高の軽さが魅力の一つ。
 EN出力と重量の軽さは全ジェネ最高、EN容量とKP出力全ジェネ最下位と言う、超特化ジェネ。
 重量の利点はともかく、EN出力はアリーヤより1000くらい上。
 EN容量はアリーヤの2/3くらいなので、EN管理が上手い人でもレイレナ製ブースターやライールブースターと併用すると間違いなく死亡する。
 KP出力はフルチューンしても500ギリギリいかない。つまり、AAを喰らうとPAはあぼーん。
 ガンガン攻める機体よりも、低燃費なMBを生かした空中戦等の運用のほうがいいかも。
 ソブレロで使うには少し容量足りなくね…?と言いたいが。
 ホロフェルネスだとかソーラは案外相性良かったりする。
 何、KP低いから回避したいって?
 消費EN抑えてその分二段QBとかで頑張ればいいんじゃないかな。
 とにかく、玄人向け。間違ってもタンクとか重二に積まないこと。

 
LINSTANT/G

 重量500と、軽さに関しては第二位。
 EN出力はユディトより更に1000低い最下位。
 容量もライールに1000近く負けているが、このジェネの最大の魅力はKP出力。
 フルチューンで1400近くと、その出力はアルギュロスすら及ばない。本当にお前旧時代のジェネか。
 KPに特化している為、扱いづらそうに感じるが、ここまでKP出力に特化していると使い方も様々。
 EN管理が上手い人は防御面の向上に有効利用できるし、AAを使うにも喰らうにも有効利用できる。
 派手に動きまわった後、どうENを回復するかの課題さえクリアできれば隠れた実力者である。
 アリーヤではEN管理を持て余し始める上級者が使用する傾向の多いジェネレーター。
 ランスタンだのアクアビットでネタだと思いがちだが、スラッグやマシショが流行りの今レギュではPA回復にかなり貢献してくれること請け合い。
 印象からして軽二や中二なイメージしがちだが、ENに余裕のあるタンクに積むと大きく防御力向上に貢献してくれる。
 迎撃に徹するタイプのタンクはAAを喰らう機会も多いと思うので、是非検討を。
 これでEN管理ができなかったら、まずは容量無チューンのユディト辺りで練習してみよう。

 
GAN01-SS-G

 ここから重ジェネ。
 重量4200、アリーヤとの差は1300.。ここまで来ると中二で気軽に乗せるのは武装も加速度も殺して自殺行為。
 出力はアリーヤより僅かに低いレベルで、容量はフルチューンで18万。お前がナンバー1だ!
 KPはGA製なのもあってか中量GAジェネとさして変わらないので、そこだけ注意。
 このジェネレーターを積むならこのジェネに合わせた機体構成にすること。
 武装へさける積載の余裕が殆どない為、手武器のエネルギー武器でガンガン押す機体…だろうか。
 猛ラッシュをかけれるし、ある程度の回復も可能。
 でも積載に余裕が持てる重二等に載せるとKP出力の低さが響く。
 とりあえず…が許されない玄人ジェネである。
 いっそ重二に追加ブースターでもつけてみるか…?

 
ARGYROS/G

 重量5200のマンモスジェネ。因みにアルギュロスのコアより重い。
 タンクですら積むのに一苦労なジェネレーターは、かつてLRにもあったオーキッドを彷彿する。
 とにかくクソ重い。これを乗っけると明らかにQBがショボくなるので、間違っても突撃機には…ってか積めねぇ。
 重量、EN出力、EN容量、KP出力、おまけに価格とどれをとってもハイレベル。
 EN出力は上の重GAジェネより高いし、EN容量もGA3ジェネに次ぐ無チューン11万。
 更にKPもランスタンには負けるが、無チューンで四桁と言う毎回恒例、積むのに困る高性能ジェネレーター。
 これを使うなら、もう回避とか突撃とか考えずに、積載チューンするべき。
 高いEN出力、EN容量を生かして空中に浮き続け、迎撃に徹したり、OBで機体を無理やり振り回すと良い感じ。
 という事でユディトMBと合わせればお互いの利点と欠点を更に特化させて一つの戦法に出来る筈。
 
 
S08-MAXWELL

 重量4000、前作ではこれを積めば大丈夫とさえ言われた高性能ジェネ。
 現状ではEN出力は僅かながらもアリーヤに負け、重量1100の差が決定打となってアリーヤより人気がない。
 とは言え、容量は無チューンで10万以上あるし、KPもチューンすれば1000を超える。
 重ジェネ三つと比べると、GAジェネとはEN出力とKP出力で、アルギュジェネには一回り性能を落とした変わりに、軽いキャノン一本分くらい積載に余裕をもてる。
 使い方としては、やはり重量互換アルギュジェネか。
 あんなに性能高くなくていいけど、ある程度はEN周りもKP出力も欲しいよなぁ…と言うタンクや重二へどうぞ。
 これでEN周りが苦労してなく、KPだけ欲しいなーとなったらランスタンジェネへ以降してみると良い。
 戦術や腕前と相談してみよう。
 

 ジェネレーター…かつては一択なんて呼ばれた時代がありました。
 しかし、N系以降今やこんなにバリエーション豊かになり、選択肢も豊か豊か。
 faの1.40はスラッグとか強武器はあるっちゃあるんだけど、それでも過去に比べて選択肢多いほうだと思うんで。
 普段何気なく通り過ぎてくカーソルもたまには止めてやって色んなパーツを覗いてみようぜ!
 

◆第一回目 ACfa・内装美人その1~FCS編~

 と言うわけで、ACコラム??コーナー第一回目はACFAのFCSです。
 確かにフレーム、武器も大事な要素には違いない。
 しかし、初心者がストレスなくネクストを操るにも、上級者が更に自分の動きを切り詰めるのにも。
 見栄えが変わらなくたって……内装は、大事なんだよ……!

 ちなみに、載っけるのはあくまでも大まかな概要だけ。
 詳しいデータを見たければ、各種wiki見てください。

 まずはFCSから。
 正確に狙いをつける、スタイルにあった戦法を考える、最低限のスペックがあれば消費ENを切り詰めたい。
 そんなときはFCSを睨めっこしてみよう。
 また、新しい戦法をしてみたい……たまにはミサイルもいいかもね……そんなときにもFCSに注目してみよう。
 新しい発見があるかもしれない。

 その前にFCSのパラメーターの説明から行きましょう。

 
ロック速度

 射撃武器のロックがちゃんとされる速度。
 射撃マーカーがダブルロック完了する速度と言えばわかりやすいかなぁ…。
 相手を視界に捕らえて、すぐに射撃を開始するなら、この数値は高い方が良い。
 特に動きの激しい軽量機を捕らえたり、こちらの動きが激しくしょっちゅうロックが外れるなら必須。
 と言うか射撃するなら確実に必要なポイントです。
 100/ロック速度(秒)が有力な説だとか。
 それを元にするなら、100で1秒、200で0.5秒、300で0.33秒となってくる。
 ロックに1秒とかお話にならないので、最低でも200は欲しいか。
 尚、チューンも可能。 

 ちなみに、腕の運動性能は、ロックマーカーの移動速度に影響がある。
 つまり、機動の激しい近距離戦を仕掛けるなら腕の運動性能にも気を使うべき。
 
 ロック距離

 そのまんま、ロックに必要が出来る範囲内のこと。
 この数値に、ヘッドパーツのカメラ性能が最終的なロック可能距離になる。
 スナイパー系の武器や、ミサイル系を重視するのであれば重要項目。
 FCSごとにロック得意距離があるらしい。
 例えばロック距離が短いFCSは近距離からロックしていき、逆にロック距離が長いFCSは遠くからロックしていくらしい。
 と言うわけで、ただ単に長ければ良い、と言うわけでもなく武器の種類に応じて選んでいくべき。
 ちなみに、暗かったり霧だったり建物が挟んだりすると熱源ロックに切り替えて、ロック距離は30%減少する。
 FCSはともかく、カメラ性能は高ければ高いほど良いので、047の人気が衰えないのはこの為でもある。
 ただし、無駄にロック距離が遠くてもアサルトライフルなどだと、射程範囲より遠い敵をロックして撃ってるなんてことも。
 そこは武器の射程距離としっかり合わせるか、熱源ロックのことも考えて自分でしっかり有効射程範囲で射撃するようにするか。

 
レーダー距離

 右上レーダーの有効範囲。
 この数値の距離に応じてレーダーに敵がマーキングされる。
 遠くの敵も、位置を分かっておくのに越したことはないので、当然高い方が良い。
 
 対ECM性能

 ECM下において、どれだけFCSが耐えてくれるかの数値。
 ミッションではともかく、対戦ではプラズマを連発されたり、肩ECMをばら撒かれると殆ど効果をなさない。
 背中レーダーで補強は可能……と言うか背中レーダーでも乗っけないと、FCS単体では補えない。
 普通に対戦するのであれば、そこまで重要視する必要はないと思う。
 逆にミッションでは、この数値に気遣えば、サイレントアバランチだとか、レッドラムともまともに戦える。

 
ミサイルロック速度

 ミサイルのロックが完了する速度。
 FCSによってかなりのバラつきがあるし、ミサイル毎にもロック速度のバラつきがある。
 ミサオンなら高ければ高いほうがいいが、銃との兼ね合いならよく考えるべき項目。
 銃とミサイルのクロストリガー時に、銃はロックできてると思いきやミサイルはロックできてませんでしたー、なんてことはよくあるので。
 ちなみに、一度ロックできれば、ロックから外れるまでは完全にロックされている。
 自分の戦闘スタイルとも見直してみよう。

 ブレードロック距離

 ブレードのホーミング機能が働く距離。
 これより低いとブレードは、ただまっすぐ直進して振られるだけ。
 ちなみに、真正面に直進した後にブレードロック距離に入れば、途中でホーミングが開始される。
 ブレードを使いたいのであれば、必要。
 また、直進する速度にはメインブースターが関連するので、それとも関連づけて。
 空中に切りかかりたいのならば、せめて200近くは欲しいところ。
 100以下だと目の前に切りかかるだけである。
 その使い勝手は、N系のブレードと考えてもらえれば分かるか。

 最大ロック数


 ミサイルの複数ロック可能な数に依存する。
 多分、対戦では必要ない項目だと思われる。
 複数人と対戦するミサイルカーニバルしたいのであれば。
 ちなみに、オートロックオフにして、ロックターゲットの変更をボタンに入れれば、それっぽく操作できる。
 基本的にミサイルカーニバルに適したFCSはそれ相応のロック数を持ってるんで特に考えなくて良い項目。
 昔っからマルチロックなんて、大して必要なかったでしょ?

 
並列処理性能

 右腕と左腕で射撃をする際に低下する、ロックマーカー移動速度の低下を抑える機能。
 背中武器同士、腕武器と背中の組み合わせ、銃とブレード、片方の腕単体の速度には関係しない。
 腕武器オンリーで戦うのならば、ロック速度も踏まえて考えるべき項目。
 1000/処理性能=%が有力な説らしい。つまり、700なら70%に落ちる。
 最高の並列処理性能はエクハザールFCSの930、次いでインブルーの820、ライールの800。
 このくらいあると比較的問題なく扱える筈。
 また、インブルーやライールは元々のロック速度が高いので影響はどっこいどっこい。
 エクハザールは元々のロック速度が割りとヤバいので、フルチューンが必須。

 レーダー更新間隔

 レーダーが情報を更新する間隔。
 更新間隔/10(秒)がそのままダイレクトに反映されるってわけでもなさそうだけど。ちょっとわからない。
 激しい近距離戦だとレーダーがないと見失うので、更新間隔は速いに越したことはない。
 こちらは数値が低いほど優秀。
 BLUEXSやインブルーはほぼノーチューンで近距離戦にも対応可能。逆にオーギルはチューンしないと飛び飛び。潜水艦のソナー並み。
 W鳥ならば、この数値の補強目当てでレーダーを乗っけるのも視野に入れてみると良い。
 その分余ったチューンは他に回せる。
 勿論レーダーなんて気にしないニュータイプやドミナントな人は気にしなくても良いんじゃないかなぁ。
 特にオーギルFCSはかなりの万能FCSなんで、更新の値だけで敬遠するのは勿体無い。

 正直、wiki見れって言うくらい長々と説明書いてしまいました。
 まぁいいや。

 
YELLOWSTONE01

 GA製のミサイル特化の黄石その1。
 優秀なミサイルロック速度や実用的なロック距離、レーダー性能がウリ。
 せっかくこのFCSを使うなら背中はミサイルで埋めたい。
 距離を詰めたミサイルオンリーならこれか、黄石03、063辺りが適任。
 黄石03より負荷が低く、より接近してのミサイル戦が可能。
 ロック速度はかなり下の分類なので、銃も使いたいのであれば底上げチューンは必須。
 ただ、フルチューンしても176と、200には届かないので、銃を使うならば中距離戦くらいのライフルにすること。
 因みに、063AN05には、ロック距離とレーダー距離200ずつ以外、表記上は全部劣る。
 あちらは腕武器も比較的使える為、表記上は立場が危ういのか…?
 因みに消費EN730と、近距離戦を仕掛けたいのに負荷は高めなのも063との差を感じる。

 
YELLOWSTONE03

 GA製のミサイル特化の黄石その2。
 03なのにその2。あぁん?こまけぇことは良いんだよ。
 こちらは黄石01よりも、距離を置いてのミサイル戦スタイル向け。
 更に向上させたミサイルロック速度、レーダー距離が武器。
 更新間隔やロック速度、負荷は黄石01に劣る為、引いてのミサイル戦に向くのではないだろうか。
 BFF分裂等、遠距離から撃つと効果的なミサイル等がお勧め。
 マッセルやVTFのような近距離向けは黄石01か063のほうがいいかなぁ。
 分裂ミサイルと中距離用のミサイルを組み合わせて距離を維持しつつ戦うと良い感じ。
 明確な欠点は、FCSでは消費EN810とトップの負荷。
 エクハザール等と比べると、最早キャノン一個背負ってるくらいの差。
 
 047AN05

 BFF製の狙撃用FCS。
 特筆すべきなのは長大なロック距離と、中距離でも比較的戦えるレーダー更新距離。
 まさしく狙撃特化と言いたいところなのだが、同じコンセプトの後継作である、061にほぼ食われている。
 047が勝るのは、ロック速度(+5)、ブレードロック距離(コンセプトにあってない、しかも047自体が元々実用的できない数値)、最大ロック数(元々4なので、そもそもマルチロック向けでもないコンセプトにあってない)、並列処理性能(047自体が元々ダブルトリガーには向かない数値)、レーダー更新間隔(+12)、消費EN(-120)くらいなので、実質ちょっと負荷が少なくなったくらい。
 そこまで致命的な負荷ではない上に、047では死んでいるミサイルロック速度も、061では比較的扱える上に、ウリであるロック距離、レーダー距離も負けている。
 ……まぁ、これを踏まえて061が製作されたと考えれば、047は旧作らしい性能なのかも。

 
061AN05

 BFF製の狙撃用FCSその2。
 こちらはミサイルもそこそこの運用が可能で、047よりも更に遠距離のロックが可能。
 ただ素のロック速度、近距での高速機には対応しきれないミサイルロック速度、長めのレーダー更新間隔で、狙撃戦から近距離戦に変更した際に対応し切れない。
 このFCSを使うならカメラ性能の高いヘッドパーツをつけて、更に遠距離に特化するべきか。
 装備もせっかくなので砂系を積みたいところ。
 並列処理が最低ランクなので、クロストリガーで戦うこと。
 ガン引きして、王小龍のような戦い方をするか、迎撃用に拡バズ辺りでも乗っけるか等をして対策が必要。
 因みに、対ECM性能は下記の063と並んで最高レベルなので、レーダーと組み合わせると追従ECM程度なら無効化できたりする。
 まぁ、連発する設置タイプだとか、プラズマには対応し切れない。
 ミッションでは中々役に立つ。

 
063AN05

 BFF製の中距離戦FCS。アンビエントモデル。
 チューンすれば実用的なロック速度、優秀なミサイルロック速度、近~中距離のロック速度+レーダー距離+レーダー更新間隔、まぁまぁ扱える程度の並列処理性能と、ブレードさえ使わなければ至れり尽くせり。
 BFFは1.40において万能なパーツ作りすぎである。
 負荷が少し高かったりと、軽量機での張り付きに使うのは今一だが、中距離での撃ち合いは最適。
 中距離でのミサイルと銃の組み合わせにはバッチリ応えてくれるFCS。
 と言うか、このミサイルロック速度は生かすべき。
 銃を使わなくて、低空での撃ち合いならこれか、ミサイルをそこまで重視しないのであればOMNIA。
 より近距離でのミサイル+銃ならユディト辺りを。
 バランス四種の中では、ミサイル併用の中距離維持向けと言った具合。

 OMNIA

 トーラス製の中距離戦FCS。
 063よりも負荷やミサイルロックでは劣るが、その分細かな調整で取り回しが効きやすいモデル。
 具体的に言うと、ロック速度+8、ロック距離+150、レーダー距離+100と対応できる状況を増やしてある。
 063に比べると、ミサイルと言うよりキャノン向けか。勿論もミサイルもそこそこなら使える。
 消費EN等を考えると、こちらは中距離を維持しつつ多少遠距離にも対応できる…引き向けか?
 バランス四種の中では、遠距離にもそこそこ対応できると言った感じ。
 並列処理はなんとかなるレベル。
 チューンしなくても大体は扱える数値なので、チューンを他に割きたいときにも。

 FS-HOGIRE


 ローゼン製の万能FCS。
 ロック速度、ミサイルロック速度、ロック距離、ブレードロック距離、レーダー距離、負荷の値がどれもノーチューンでも問題ない超バランスFCS。
 実質ブレードロック距離とロック距離がうまく両立されているのはこのFCSくらいであり、なんでもしたいS鳥オーギルのバランスに合ったFCS。
 ただし、並列処理は720とあまり優秀ではないのでダブルトリガーをしたいなら他を考えるべき。
 そして、レーダー更新間隔が90と、目安レベルなのでそこをチューンとするかどうか。
 近距離戦にも対応できるのに、更新間隔が色々と潰してるのでこれをなんとかしてあげれば、なんでも出来る高性能FCS。
 バランス四種の中では、ダブルトリガー以外にならば色んなニーズに応えてくれる(更新間隔をなんとかすれば)FCSである。

 
FS-JUDITH

 オーメル製の中距離FCS。
 オーギルをより近距離戦向けにし、ミサイルもダブルトリガーも扱えるFCSと言った感じ。
 なんと言ってもロック速度が近距離戦でも十分な活躍をしてくれる数値であり、ミサイルロック速度も優秀と言えるレベル。
 ブレードロックも扱えないほどではない。
 この性能で低負荷と、交差しつつミサイルとライフルを使った空中戦向けにぴったり。
 バランス四種の中では、より近距離に近い位置の中距離FCSと言ったところ。
 レーダー更新間隔はオーギルほどではないが、近距離にはよろしくない数値なので、なんとかしたほうがいいかも。
 

 FS-LAHIRE


 オーメル製の近距離FCS。
 ロック距離やレーダー距離は低めなものの、未チューンでも全く問題ないロック速度と、距離を離しても対応できるロック距離が優秀。
 更に低負荷で、並列処理も高めのライールと相性抜群のFCS。
 ただ、近距離向けなのにレーダー更新間隔は割りとお亡くなりになってるので、改善が必要。
 最低限ではあるがミサイルも使えるので、ミサイルを中距離で放ってからの接近して張り付きのような戦い方も可能。
 ブレードロックもオーギルより優秀なので、近距離なら色々できる筈。
 尖った性能の近距離FCSの中でも、かなり万能なFCS。

 
EKHAZAR-FCS

 アルゼブラ製のピーキー中距離FCS。
 流石旧イクバールの玄人思考とも言えるべき、玄人FCS。
 チューンや、他パーツとの兼ね合いがしっかり出来るようになった人向け。
 初心者は手を出さない方が良い。
 なんと言っても930と言うぶっちぎりの並列処理性能がウリ。
 しかし低ランクのロック速度、ミサイルロック速度、ブレード距離が玄人思考。
 ロック距離、レーダー距離は中距離向けなので、ロック速度をフルチューンして中距離に備えるべきか。
 これを扱うのならば、ダブルトリガーを有効利用しないと意味がない。
 距離的にはライフルやレーザー等、中距離系が無難か。
 背武器でもキャノン系なら問題ない。
 只管中距離での迎撃に徹するタンクでも良い働きが出来るかも。
 消費EN280と、最低ランクの負荷も高ポイント。
 しっかりとアセンブルを吟味すれば活躍してくれるFCS。
 因みに対ECM性能はまさかの一桁なので、レーダーで補強とかしても最早無駄。
 レーダー更新間隔はチューンしなくても頑張れる値なので、まずはロック速度から手をつけましょう。

 INBLUE


 旧アクアビット製の近距離FCS。
 圧倒的ロック速度は他の追従を許さない、最早オーバースペックの領域。
 かの、実用レベルのライールFCS333の二倍近くである600。
 ブレードロック、レーダー更新間隔、並列処理と全てにおいてライールを上回っているので、まさに近距離における張り付き向けFCS。
 ミサイルロックはかなりダメな上にロック距離、レーダーもかなり狭いので、これを使うなら相手との距離を離さないようにダブルトリガーで戦うこと。
 逆にヘッドパーツを優秀なカメラ性能にすれば、900くらいの距離まで引き伸ばすことも出来るので、無理やり中距離でも優秀なロック速度を生かすことが出来る。
 普段ロック速度が今一なスナイパー系を生かすことが出来るアセンだったりする。
 と言うわけで、距離が狭いからって敬遠せずに、色んな使い方を試してみるのも吉。

 LAURA


 アクアビット製の中~遠距離向けFCS。
 ロック距離が1000越しFCSの中では、146のロック速度が光る。
 並列処理性能的にダブルトリガーは出来ないが、スナイパーライフルとキャノンの併用などなら遠距離でも、多少近づかれても対応できる。
 ヘッドパーツ次第ではBFF製よりも無理が利く遠距離FCSに出来るかもしれない……ただしレーダーは割りと死に気味。
 フレームと武器によって考えるべきか。
 それでも1500近くまではロック距離を引き上げれるので、割と目立たないけど隠れたスナイパー向けFCSである。
 レーダー各種はなんとかしてあげてください。

 BLUEXS


 ブレードオンリー御用達。
 それ以上でも以下でもない。
 500と言う最低のロック距離、救いようのないミサイルロック速度、今一な並列処理性能、付近しか索敵できないレーダー距離、とこう書くと最早欠点しかない。
 しかし、ブレードロック距離280と言うぶっちぎりのブレードロックがこのFCSの最大の特徴。
 とにかくブレードに命をかけるアンジェさんや真改さんな人はこれを乗っけてみよう。
 ただし、他のことをしようとは思わないこと。047ヘッドのカメラ性能をもってしても700程度のロック距離にしかならないので。
 ちなみに、INBLUEのブレードロック240で十分とか言われると実も蓋もない。
 いいからいっぺんこれ装備してブレード振って来い!十分だと思ったら…INBLUEで。


 第一回から超長くなってしまいました。
 wikiのほうに詳しいデータベース載ってるんで、まぁここはあくまでもコラム的に読んでほしいんだな。